ローズマリーは、その爽やかで力強い香りが特徴のハーブ。古くから地中海地域で親しまれており、料理やクラフト、そしてハーブティーとしても幅広く利用されています。今回は、ローズマリーを使ったハーブティーの手軽な淹れ方と楽しみ方を、やさしいステップでご紹介します。

ローズマリーってどんなハーブ?

地中海生まれの香り高いハーブ

ローズマリー(Rosmarinus officinalis)は、シソ科の常緑低木で、地中海沿岸が原産とされています。細長い葉と松に似た清々しい香りが特徴で、乾燥させてもその香りはしっかりと残ります。

昔から暮らしに寄り添って

古代ギリシャやローマでは、記憶や集中を象徴するハーブとして使われてきたローズマリー。今でもヨーロッパでは、家庭のキッチンやガーデンに欠かせない存在です。

手軽に始めるローズマリーハーブティー

用意するもの

  • 乾燥ローズマリー(市販のハーブティー用も可) 小さじ1〜2
  • 熱湯 200ml
  • ティーポットまたは耐熱カップ
  • 茶こし(必要に応じて)

基本の淹れ方ステップ

  1. ティーポットまたは耐熱カップに乾燥ローズマリーを入れます。
  2. 熱湯を注ぎます(約95℃前後がおすすめ)。
  3. フタをして、5〜7分ほど蒸らします。
  4. 茶こしでこしながらカップに注げば完成です。

ローズマリーの香りが立ちのぼる、心地よい一杯を楽しめます。

ひと工夫で味わいアップ

レモンスライスをプラスして

レモンの爽やかさとローズマリーの香りが調和し、さっぱりとした味わいに。暑い季節にはアイスティーにしても◎。

はちみつでまろやかに

少し甘みを加えたいときには、はちみつをひとさじ。香りと味のバランスがやわらぎ、リラックスタイムにもぴったりです。

飲むときのポイントと注意事項

  • 飲みすぎに注意:ハーブティーは1日1〜2杯程度が目安です。
  • 妊娠中・授乳中の方は要確認:ローズマリーは香りが強いため、念のため医師や専門家に相談されることをおすすめします。
  • 体質に合わない場合も:初めて飲む場合は少量から試し、体調に合わせて無理のない範囲で楽しみましょう。

くつろぎ時間のおともに、ローズマリーティーを

ローズマリーハーブティーは、その香りと味わいが五感をやさしく刺激してくれる一杯。読書の時間やお休み前、ちょっとした休憩のひとときに、手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

自然の恵みに包まれたシンプルなティータイムは、日々の生活にそっとやすらぎを添えてくれます。